国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)が23日、X(旧ツイッター)を更新し、同日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)の内容に苦言を呈した。
番組では同党の主張する「年収103万円の壁」の引き下げについて特集したが、玉木雄一郎代表(55)もXで番組に苦言を呈している。
榛葉氏は、玉木氏が番組内容に反論した投稿を引用し「あまりにも酷い報道。呆れました」と記した。
この日の番組では、玉川徹氏や田崎史郎氏、山口真由氏らが出演し、「103万円の壁」について議論。国民民主の主張する「178万円引き上げ」について、田崎氏は「果たして178万円も働くひとはどれだけいらっしゃるんですか」、玉川氏は「給付という手もある」と語るなど、懸念材料などをあげていた。
一方、玉木氏はXで「有権者の皆さんが自公過半数割れを選択した新しい政治状況の下で、『税金を使う側』だけではなく、これまで政治に反映されにくかった『税金を払う側』の立場を少しでも政策に取り入れようと努力しているだけです」と主張。番組内の発言を取り上げる形で「それを、国民民主党が『協議再開を与党に泣きついた』とか『財務省から出てきた財源の試算にあわてている』などと一方的に報じるのはバランスを欠いていると思いますし、悪質な印象操作だと感じます」と私見を記していた。