国民民主党の玉木雄一郎代表(55)榛葉賀津也幹事長(57)から番組内容に苦言を呈されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)は24日の生放送で、同党や「年収103万円の壁」に関する話題には触れなかった。
冒頭では日産とホンダの統合発表をめぐり、元日産会長のカルロス・ゴーン被告の会見の話題などをとりあげると、その後は日本を襲う寒波などを報道。前日出演した玉川徹氏らも同党に関するコメントはしなかった。
23日の番組では、玉川徹氏や田崎史郎氏、山口真由氏らが出演し、「103万円の壁」引き上げについて議論。国民民主の主張する「178万円引き上げ」について、田崎氏は「果たして178万円も働く人はどれだけいらっしゃるんですか」、玉川氏は「給付という手もある」と語るなど、懸念材料などをあげていた。
玉木氏はこの日の番組内容に対してXで「有権者の皆さんが自公過半数割れを選択した新しい政治状況の下で、『税金を使う側』だけではなく、これまで政治に反映されにくかった『税金を払う側』の立場を少しでも政策に取り入れようと努力しているだけです」と主張。番組内の発言を取り上げる形で「それを、国民民主党が『協議再開を与党に泣きついた』とか『財務省から出てきた財源の試算にあわてている』などと一方的に報じるのはバランスを欠いていると思いますし、悪質な印象操作だと感じます」と私見を記していた。
榛葉氏も、玉木氏が番組内容に反論した投稿を引用し「あまりにも酷い報道。呆れました」とつづっていた。