弁護士の紀藤正樹氏が23日までにX(旧ツイッター)を更新。「紀州のドン・ファン」元妻裁判で検察が控訴した件について私見をつづった。
「やはり控訴。米国なら一審無罪の控訴は原則できませんが日本ではできます。控訴審は、裁判員裁判ではなく、職業裁判官だけでの審理となります」と解説した。
和歌山県の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社社長を殺害したとして、殺人などの罪に問われた28歳の元妻の裁判で、検察側は無期懲役を求刑。「財産目当てで結婚後に殺害した」と指摘した。
和歌山地裁はこの元妻が犯行可能な立場にあったとしながらも、「入手した覚醒剤が完全に本物だったとは言い切れない」「会社社長は誤って致死量の覚醒剤を摂取した可能性が否定できない」などとして、無罪を言い渡していた。和歌山地検はこれを不服として、24日に控訴した。