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玉木雄一郎氏「軽視しているのでは?」自民・宮沢洋一税調会長をチクリ 24日の年収の壁協議延期

日刊スポーツ 2024年12月25日 10時3分

国民民主党の玉木雄一郎代表は25日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。所得税の非課税枠「年収103万円の壁」引き上げをめぐり、自民、公明両党との間で当初24日に予定されていた3党協議がキャンセルとなったことについて、不満を交えながら事情を説明した。

協議延期は、幹部間の都合が合わなかったためとされている。玉木氏は24日の投稿に「本日予定されていた自民党、公明党、国民民主党による『103万円の壁』の協議が、自民党の宮沢洋一税調会長の日程が合わなかったため、見送りとなりました」と記し、自民党の宮沢洋一税調会長の都合で見送られたと指摘した。その上で「この協議以上に重要な日程があるのでしょうか。国民の手取りを増やす協議を軽視しているのではないでしょうか」とも記載。日程延期となった流れに、苦言とも不満ともとれる指摘をした。

自民、公明、国民民主の税調幹部による協議は6度目となった12月17日、前回協議で与党側が提案した「123万円」からの新たな提案がなかったとして、「178万円」を求める国民民主が席を立ち、いったん打ち切りとなった。SNSで「ラスボス」ともいわれる宮沢氏はこの時、「誠心誠意対応したつもりだ」と述べ、国民民主との考えの違いが露呈したが、3党の幹事長が20日、協議の再開と継続を確認した。また自民、公明両党は同日に決定した2025年度の与党税制改正大綱に、103万円から123万円への引き上げ方針を明記している。

一方、玉木氏はXに、一部で与党側が123万円からさらに上積みした額を検討しているとの報道があることを念頭に「また、一部で報道されている『140万円の副案』なるものが与党側にあるなら、もったいぶらずに示していただきたいと思います。真摯(しんし)に協議に応じますので」と、くぎを刺すように記した。

宮沢氏は17日、国民民主との協議打ち切り後の取材に「もちろん協議なので、考えていることを全部お伝えしているのではない」「いろんなアイデアや考えも持っている」と、述べていた。

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