東京美容外科の統括院長を務める麻生泰氏が26日、X(旧ツイッター)を更新。同院に務める女性外科医による献体写真公開などのSNS不適切投稿をめぐって、改めて謝罪した。
女性外科医の黒田あいみ氏はグアムでの解剖研修の写真を公開し「いざ Fresh cadaver(新鮮なご遺体)解剖しに行きます!」「頭部がたくさんあるよ」などとSNSに投稿。献体された死体の一部にはモザイクがかかっていなかった。ネット上の騒動を受け、女性外科医は当該投稿を23日までに削除し、自身のブログに謝罪文を掲載していた
麻生氏はこの日「グアム大学解剖セミナーにおける当院医師の不適切な投稿がございました。あらためて深くお詫び申し上げます」と書き出した。
続けて「御献体をしてくださった方々への敬意が明らかに欠けておりました。本当に申し訳ございませんでした。心からお詫び申し上げます」と重ねた。
そして「またご遺族の皆様、これからご献体を検討してくださっている皆様に対しても多大なご心配をおかけしてしまうことになりました。本当に申し訳ございませんでした」とした上で「さらに今回のことで医療関係者に対する信頼を失墜させてしまいました。特に解剖に携わりながら医学、医療を発展させようとしていらっしゃる医療関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ございませんでした」と記述。
最後に「今後、当院医師が同じ過ちを起こさないよう細心の注意をはらってまいります。本来は医学生がわきまえているべき倫理感が欠如している行動でした。『患者さんを助ける』という医学の根本に立ち返りながら、倫理面の教育を徹底してまいります。本当に申し訳ございませんでした」と締めくくった。
麻生氏は24日、黒田氏に対しての処遇についてXで言及。「様々な方々から、大学の先生を含め、黒田医師を解雇するように助言がございました」と打ち明けた上で「動機は善で、彼女に他意はありません」とした。そして「炎上でトカゲの尻尾切りのように解雇する事はできないと判断しました」とつづってことで、一部から批判の声が上がっていた。