俳優大泉洋(51)が30日、NHK「ファミリーヒストリー」(水曜午後8時)に出演。初めて両親のなれそめ知る場面があった。
洋の母、正子さんは路面電車で通学をしており、途中の停留所で毎回見かける男子学生がいた。それこそが父恒彦さんだったという。「背高いのに高げたを履いていたんです。しかも古いマントを着て」と目立つ外見をしていた恒彦さんは、正子さんと友人の話題にもあがっていた。
その後、電気店を営む正子さんの下宿先に恒彦さんが現れ、正子さんが仰天するも、恒彦さんはまだ正子さんの存在に気付いていなかった。恒彦さんは当時を「家の電気が全部付かなくなったときに、これは大変だというので電気屋さんに走って行って。それが後から聞いたら正子が下宿している友達の家だった」と回顧した。
共に教師を目指していた2人は大学のキャンパスで偶然再会し、徐々に接近。恒彦さんの日記に当時の心境が記されていた。日記には「明日は清水さん(正子さんの旧姓)の顔が見られる 俺は彼女の事を愛しているのだろうか 単なる友人と見ているのだろうか はっきりわからない」と記されるも、その9カ月後「俺は彼女と映画を何回見たか知れない 恐らく十回もすぎるかもしれない 俺の愛してる(この気持ちを愛してるというのだろう)正子よ、いつまでも俺の心の中に宿っていてくれ」とつづられていた。
日記の内容を受けた洋は「いやー、なんだかびっくりしましたね。なんかくそ小っ恥ずかしい話なんですけど。なんか知らんけど、涙出ました」と正直な思いを語った。