箱根駅伝の復路7区の沿道名物となっている白タイツの“フリーザ軍団”が2025年の101回大会でも姿を見せた。
3日、神奈川二宮町の沿道応援で注目を浴びたフリーザ軍団は、寒さを吹き飛ばす勢いで飛んだりはねたり合体技でヒト型タワーまで作るなどした。
08年からフリーザとなって沿道応援を17年継続するリーダーと呼ばれる男性は「初めて鳥山明先生のいらっしゃらない正月。悲しい」と胸中を語った。
フリーザが登場する「ドラゴンボール」の作者、漫画家の鳥山明さんが昨年3月亡くなった。フリーザ軍団ファンの子どもが孫悟空やアラレちゃんのコスプレで訪れ、記念写真に収まった。「走る選手を励ます熱い気持ちは変わりません。来年も来ます。では、宇宙に帰ります」と最後までフリーザキャラを崩さなかった。