将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局が12日からの2日制で静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」で行われる。藤井聡太王将(22)が4連覇を目指して永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、両対局者は11日、現地入り。対局場の前日検分を行った後、同市内での前日会見、前夜祭に参加した。
永瀬とは22年棋聖戦、23、24年の王座戦と1日制5番勝負で戦ったことはあるが、2日制は初めて。「楽しみな気持ちがあります。1手1手しっかり深く読みを入れて、内容の充実した将棋を指したい」と抱負を語った。。
タイトル戦で掛川にやってくるのは2年ぶり。昨年は第6局が予定されていたが、4連勝で防衛した。22年と23年の王将戦開幕局はともに白星を挙げている。
藤井にとって静岡県内でのタイトル戦は21年に棋聖初防衛を果たして以来、過去負けなしの7戦7勝。47都道府県で最も相性のいい地から、防衛ロードへと歩み出す。