藤井聡太王将(22)が4連覇を目指して永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局(静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」)は13日午前9時から再開された。
初日の12日は47手目を先手の永瀬が封じて終えていた。同日午前9時からの2日制で始まった対局は相掛かりに進行。マイナーな定跡ながら1筋からの仕掛けでペースを握りつつある永瀬に対し、藤井が時間を使いながら手を考える展開で中盤の難所にさしかかっている。
藤井は掛川での王将戦開幕戦で22年(相手は渡辺明王将=当時)、23年(羽生善治九段)と連勝中。静岡県内でのタイトル戦も7戦7勝と相性がいい。対する永瀬は絶対王者・藤井と初めての7番勝負で白星発進となるか。
持ち時間各8時間のうち、初日の消費時間は永瀬が3時間35分、藤井が4時間2分。午前10時30分と午後3時におやつが出されるほか、午後0時30分から1時間の昼食休憩がある。決着は13日夕方の見込み。