ジャーナリスト浜田敬子氏が15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。三菱UFJ銀行の東京都内の支店で貸金庫から顧客の金塊計20キロ(約2億6000万円相当)を盗んだとして、元行員の女性容疑者が逮捕された件で、「個人の犯罪であると同時に、組織の管理体制が問われていると思います」と、銀行のチェックの甘さを非難した。
浜田氏は企業と不正について調査した経験から、「貸金庫には銀行に予備鍵がある。それを管理する人が俗人的になっていた可能性があって。俗人的な独り仕事になった時に起こりやすい」とした。
今回はまさに貸金庫の管理者として、保管していた鍵を扱える立場にあった。
容疑者は旧江古田支店に着任した20年4月以降に窃盗を始めて、支店統合に伴って異動した練馬支店、その後在籍した玉川支店で予備の鍵を悪用したとみられている。
また、「容疑者が管理をしていたとしても、休みの時に不正をしていないかチェックをするとか。頻繁に貸金庫室に出入りしているといった記録が残っているはずですよね。その時にチェックをするとか働いてなかった。組織の管理体制も問われるべきなんだろうなと思います」と語った。