日本維新の会代表の大阪府吉村洋文知事が(49)が15日、府庁で定例会見を行った。「石丸新党」について言及した。
昨年7月の都知事選で次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が同日、今夏の都議選に向け、地域政党「再生の道」の設立を発表した。全42選挙区の擁立を目指し、候補者を公募し、候補者の条件として「多選の禁止」などを挙げ、「鉄の掟(おきて)」として「2期8年の上限」を設ける。任期上限の条件を守れば「他党との掛け持ちも認める」としている。
吉村氏は石丸新党について「おもしろいなと思っているし、期待もしている」と述べた。
石丸氏は記者会見は見ていないが、以前にネット番組で対談した際の認識とした上で、任期を制限することに「期数制限をして政治家を固定化するのを防ぐのはおもしろい。なかなか斬り込めないことを斬り込んできたなと思っている」と述べた。
石丸新党との連携については東京維新と協議の上で対応したいとしたが「いままでの政党にないやり方だ。石丸さんらしくておもしろい。われわれもしっかりと頑張らなければいけない」と意気込んだ。
石丸氏の他党との掛け持ち発言について「覚悟を決めて政治をやるのはわれわれとの親しい」とし、「連携というか、参加というか、維新であり石丸新党である可能性もあり得るのかなと思う」と前向きに発言した。