兵庫県の斎藤元彦知事(47)が15日、県庁で定例会見を行った。
兵庫県知事選挙の告示前、斎藤氏の陣営から「SNS監修はPR会社にお願いする形になりました」とのメッセージ受け取ったと神戸市議が明らかにしたことについて言及した。
神戸市の上原みなみ市議はYouTubeに投稿した動画で、告示前の昨年10月5日、斎藤知事や陣営の広報担当者と会い、「動画の撮影や編集をお手伝いできる」と提案。斎藤氏側からは「動画編集できるスタッフがいないので助かります」と言われ、その場で動画1本を作成したという。
しかし、翌6日、広報担当者から「SNS監修はPR会社にお願いする形となりました」と通信アプリ「LINE(ライン)」で連絡を受けたという。
斎藤氏は「市会議員さんが投稿された動画を見ていない。ちょっとコメントする状況にない。その方とは選挙前に1度、会ったことはある」。神戸市内で広報担当者の3人で面会したことは認めた。
内容について「確か、いろんな形で応援したいですと。ざっくばらんにお話をした」と述べた。
広報担当者から「SNS監修はPR会社にお願いする形となりました」の連絡について、斎藤氏は「そこは知らないですね」と述べ、「応援していただくという話はありがたいと思いつつも、私も自分の選挙をどうやっていくか、自分の選挙の立ち上げを頑張ろうと思っていた」と振り返った。
兵庫県知事選で斎藤氏側がPR会社にSNSなどによる選挙運動の報酬を支払った疑いがあると指摘されている問題については「公職選挙法に抵触することをしたという認識はない」と改めて強調した。