ジャーナリストの岩田明子氏が16日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。各地で観光客が殺到してオーバーツーリズムとなっている現状に、「そろそろいろいろな調整をする局面」と語った。
番組では山形県尾花沢市の銀山温泉でインバウンド(訪日客)がポイ捨てしたと思われるゴミ、1月から実施したマイカー規制を知らないで進入するレンタカー、北海道美瑛町で車道に出て撮影するインバウンドなどの迷惑な姿が流れた。
昨年の訪日外国人旅行者は過去最多の約3687万人。東京・浅草、横浜、京都といった観光地だけでなく、いろいろな場所で姿が目立つ。一方で、住民とのトラブル、生活環境を脅かされるといった問題も発生している。
岩田氏は、「訪日外国人がいっぱい来てくださるということは、日本の良さを理解してもらえるから最大の外交ツールであると思うし、経済政策であると思うんです。過去最高の数字はいいことだと思うんですけど、ここまで住民の方の生活環境が変化してしまったり、旅行客同士がトラブルを起こすと苦い思い出になるのが残念。入国税を取って自治体に還元するとか、いろいろな策を講じ始める局面に入り始めている」と分析していた。