社会学者の古市憲寿氏が16日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。各地で観光客が殺到してオーバーツーリズムとなっている現状に、「やっぱりちゃんとお金を取って、分配すればいい」と持論を展開した。
番組では山形県尾花沢市の銀山温泉でインバウンド(訪日客)がポイ捨てしたと思われるゴミ、1月から実施したマイカー規制を知らないで進入するレンタカー、北海道美瑛町で車道に出て撮影するインバウンドなどの迷惑な姿が流れた。
古市氏は「一部に集中しているから、オーバーツーリズムが起こる。もっと来てないような場所もお客さんを呼び込めばいい。可能性があるのにここで排他的になるのはもったいない」と語った。
実際、SNSでバズるなど、意外な場所が脚光を浴びることもある。
「日本の人にとって当たり前のところが再発見できる。好循環だと思うんですけど。グッズを売るとか、有料化するとかすればいい」と、オーバーツーリズムをクローズアップするのではなく、それを有益にする方法を提案していた。