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玉川徹氏に反論 長嶋一茂&羽鳥慎一アナが「いやいや…」高校生の米球界入りめぐる持論をさとす

日刊スポーツ 2025年1月17日 11時7分

17日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)で、アスレチックスとマイナー契約を結んだ東京・桐朋高の森井翔太郎遊撃手兼投手(18)の話題を取り上げた際、コメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏の持論を、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一らが声を合わせてさとす場面があった。

森井はドラフト上位候補ながら、今回、直接米球界入りする異例の進路を選択。15日(日本時間16日)、カリフォルニア州ウエストサクラメントで入団会見を行い、契約内容は総額で176万500ドル(約2億7300万円)と、球団の期待の高さが示された。

番組では、森井が在籍する桐朋高が高偏差値の難関校で知られることが話題に。玉川氏は「桐朋高校って知らなかったんですが、ちょっと調べてみたら東大に12人合格している。京大も8人で早稲田も69人だって。慶応は80人以上合格している。進学校だよね」とした上で「調べた限りでは、甲子園とか行ったことないんだよね」と述べた。

これに元プロ野球選手のタレント長嶋一茂が「(昨年の)都大会は初戦で負けているが、すごいんですスカウトが。実績だけでなく、才能を見るスキルがスカウトにも求められている」「マイナーで2億4000万なんて破格の契約金」と、森井の契約内容の異例さに触れた。森井の昨年の都大会初戦には、日米14球団42人のスカウトらが視察に訪れている。

玉川氏は「どうやって、甲子園に1度も行ったことがないような高校生の才能を見いだしているんだろう。やっぱり本気なんだろうね。日本は大谷選手を含めてすごい選手がいるから、だったら高校生のころから見て最初から育てようということなんだろうね」「才能があれば、別に甲子園に行けなくてもメジャーに行けるんだね。すごいね」と指摘。森井にアスレチックスを含む多くの米球団が獲得に乗り出したことを踏まえ、「甲子園も日本のプロ野球もいらないんだね」と持論を語った。

これに一茂やMCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は声を合わせて「いや、いらないということはない」と、すぐさま反論。玉川氏は「こういう、本当にメジャーに行きたい人にとっては…」と補足したが、一茂は「いやいや、いらなくはない」と繰り返し、羽鳥も「こういう方法もあるということで、いらなくはない。こういう選択肢もあるということ」と、さとした。

2人の意見を聞いた玉川氏は「まあ、いらなくはない。でも、本当に才能があれば(高校生の米球界入りもある)と思ったなあ」と語り「日本をすっ飛ばすというのは、それはそれで本当はさみしい話なのかもしれないけどね」。羽鳥は「選択肢の1つ」と強調し、一茂は「そういう時代なんだな」とつぶやいた。

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