地域政党「都民ファーストの会」の尾島紘平東京都議は18日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、この日大学入試共通テストが始まり受験が本格化するのを踏まえ、受験生をねらった痴漢行為に対し、強い調子で警告した。
16日の投稿に「痴漢に警告です。今週末の『大学入試共通テスト』にあたっては、東京都は警視庁・鉄道事業者と連携し、都内の駅・車両などの警戒活動を強化します。犯罪行為は100%捕まると思ってください」と、警告をまじえてつづった。受験生には「なお万が一があっても、被害者は追試験の対象となりますのでご安心ください。すべての受験生の健闘を祈ります」と、呼びかけた。
受験シーズンの痴漢対策については、17日に行われた小池百合子都知事の定例会見でも言及があり、小池氏は「改めて申し上げます。痴漢は犯罪です」「痴漢は被害者に身体的、精神的に苦痛を与える、まさに卑劣で許せない犯罪です」と指摘。昨年10月に15の鉄道事業者や警視庁などと立ち上げた会議体による初めての受験シーズン中のキャンペーンを、2月28日まで行い、電車内で「痴漢は重大な犯罪です」などのメッセージ映像を上映する考えも明かした。
小池氏は、受験生に対し「万、万が一、テスト会場に行くまでに被害に遭った場合は、声を上げてください」と呼びかけるとともに、電車を利用する際、友人や親とともに行動することも「安全を確保するという意味では対策になると思われます」と述べた。