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藤井聡太7冠「M-1棋士」に黒星「認識不足で固まってしまった」朝日杯ベスト8で敗退

日刊スポーツ 2025年1月19日 16時24分

将棋の第18回朝日杯オープン戦の本戦トーナメント(T)準々決勝、藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)対服部慎一郎六段(25)戦が19日、名古屋市「ポートメッセ名古屋」で行われ、服部が藤井を下し、初のベスト4に進出した。

藤井は同棋戦でベスト8で姿を消した。

戦型は矢倉。形勢が激しく揺れ動く大熱戦。両者とも持ち時間の40分を使い切って1分将棋となり、超ハイレベルな攻防戦は、最終盤に服部が抜け出した。

朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。棋士と女流棋士、アマチュアが参加し、1次予選、2次予選、本戦とすべてトーナメントで優勝を争う。持ち時間を使い切ると1手1分未満の早指し戦となる。本戦を戦うのはシード8人を加えた16人。優勝賞金750万円。

現在、永瀬拓矢九段の挑戦を受ける、第73期ALSOK杯王将戦7番勝負を戦っている。第1局を勝利し、勢いに乗った。王将戦第2局は25日から京都・伏見稲荷大社で始まる。

藤井を下した服部は、冨田誠也五段と「もぐら兄弟」のコンビ名で、漫才日本一を決める24年の「M-1グランプリ」1回戦に、将棋界から初参戦していた。

▽敗れた藤井聡太7冠の話 序盤はこちらが少し認識不足で固まってしまった。全体として厳しい展開だった。途中はバランスを取れれば戦いが続きそうかなと思っていたが、最後、崩れてしまったところは残念だった。

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