元テレビ朝日のフリーアナウンサー小川彩佳(39)が20日、メインキャスターを務めるTBS系報道番組「news23」に出演。タレント中居正広の女性トラブルをめぐるフジテレビ関連の状況を伝える中で、「元テレビ局員としての願い」を訴える場面があった。
この日、同番組では冒頭から中居の女性トラブルをめぐってフジテレビでのCM放映を見合わせる企業が40社以上にのぼっていることや、17日に行ったフジの港浩一社長の会見への批判の声が出ていることなどを伝えた。
そしてTBSテレビが、中居が出演する「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の放送を終了し、「THE MC3」については司会を務める中居が降板すると発表したこともニュースとして報じた。
また、TBSテレビが「芸能関係者とテレビ局員の関係をめぐる一連の報道を踏まえTBSグループ人権方針にのっとり実態を把握するための社内調査を始めている」と発表したことや、その調査がアナウンサーを含む社員が対象で、同局のコンプライアンス部門が弁護士の助言を得ながら実施することなども伝えた。
カメラがスタジオに切り替わると、小川は真剣な表情で「フジテレビだけでなくTBSでも調査を始めたということですけれども、不適切な行為があったかどうかというのはもちろんですが、被害者が声を上げた時に会社、組織としてどんな対応がなされたのかどうか、声を封じたりですとか、あるいは軽んじるような対応、向き合いというのはなかったのかどうか、そうしたことも含めてプロセスをきちんと明らかにすることを望みたいですね。そして、傷ついた側のかたたちがまた新たな傷を負うということがないような、そうした真摯な向き合いを切に望みたい…元テレビ局員としての願いでもあります」などと訴えた。