元フジテレビアナウンサーで、現在は弁護士の菊間千乃氏(52)が21日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、一部週刊誌でフジテレビ社員の関与が報じられている問題について言及した。
番組内では、フジテレビのアナウンサーが出演番組内で自身の思いを伝えていることも取り扱った。菊間氏は「アナウンサーの皆さんがこうやって発言しているのも、アナウンサーが番組の中で急に思い立って発言しているわけじゃなくて、打ち合わせの段階からスタッフと考えながら、発言をしますと決めてると思うんですね」と語った。
そして「アナウンサーは制作のスタッフの代表として、画面に出て番組を仕切ってるわけで、そういう意味では番組のスタッフの総意でもあると思うんですね。現場で番組をつくっているスタッフと、経営陣とか役員とか、そのあたりの乖離(かいり)があるのかなっていう感じがするので、現場の声をきちっと上に上げてしっかり検証した上でやり直してほしいなと思います」と続けた。
フジテレビは17日、昨年12月に中居の女性トラブルが報じられて以降、初めて会見を行った。港社長が冒頭で「多大なご心配、ご迷惑をおかけし、説明ができていなかったことをおわびします」と謝罪し、これまでの経緯などについて説明。外部の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げて、社員の関与の有無などを検証する方針を示した。一方で、具体的対応などに関する質問には調査を理由に、回答を控える場面が目立った。