米国の政治に詳しい中林美恵子早大教授が21日、フジテレビ系「めざまし8」（月～金曜午前8時）に出演。米トランプ大統領の就任式について、「具体性がある就任演説でした。非常に面白いですね。彼の発する言葉は内容がいいか悪いかは別として、はっきりとして物言いで、人を引きつける面白さがあると思いました。もうすごく具体的なものを打ち込んでくる感じ。かなりスレスレのところに来るので、サスペンスいっぱいという感じでした」と語った。
演説では「南部国境に非常事態宣言」「電気自動車の義務化の撤回」「関税強化」「性別は男性と女性の2つだけ」「メキシコ湾は『アメリカ湾』とする」などと、強調してきた。また、就任初日から100本を超える大統領令（前回は11本）を発するとみられるている。
中林氏は「政策を見ると、見ている方がどきどきするような、特に外国から見ると、アメリカファーストということは相当これから国際秩序とかいろいろなものが変わっていきます。緊張感を持たされる就任式でした。大胆なものを打ち出してきました。あとはどう転がるかを、彼自身が楽しみながら見ようとしているんじゃないでしょうか」と展望していた。