俳優の西園寺章雄(さいおんじ・あきお)さんが今月14日に77歳で亡くなったことが21日、分かった。所属事務所が発表した。
西園寺さんは大阪府出身。1966年から活動を開始し、関西芸術座入団。72年「明智探偵事務所」(NHK)や、「必殺仕事人」などの「必殺シリーズ」に出演した。
77年にはNHK大河ドラマ「花神」、フジテレビ系「銭形平次」、TBS系「水戸黄門」「大岡越前」、テレビ朝日系「暴れん坊将軍」シリーズなど、人気時代劇でも、欠かせない存在として活躍した。
近年では、NHK連続テレビ小説への出演が多く「ウェルかめ」(09年)「カーネーション」(12年)「ごちそうさん」(13年)「べっぴんさん スペシャルドラマ」(17年)「まんぷく」(18年)に出演。NHK大阪放送局制作の朝ドラの“顔”の1人でもあった。
また、23年公開映画「事実無根~嘘に振り回された家族の絆の物語~」にも出演しており、認知症の妻を支える元刑事を好演した。
俳優活動の一方で、関西芸術座で舞台演出担当を務めるなど、後進の育成にも熱心だった。
以下、発表全文
訃報
弊社所属俳優 西園寺章雄はかねてより病気療養中のところ
令和7年1月14日 享年77歳にて永眠いたしました
ここに生前のご厚誼に深謝し 謹んでご通知申し上げます
株式会社エムシー企画
代表取締役 勝部洵一朗