20日(日本時間21日)に米ワシントンの連邦議会議事堂内で行われたドナルド・トランプ氏(78)の第47代大統領就任式終盤で、ちょっとしたハプニングが起きた。
グラミー賞最優秀新人賞を受賞した米人気カントリー歌手のキャリー・アンダーウッド(41)が、トランプ氏の就任演説後に登場。愛国歌「America the Beautiful(美しきアメリカ)」を歌おうとしたが、前奏が流れている途中で突然、音楽がストップ。音が流れない時間帯がしばらく続いた。
音響設備の不調とみられるが、アンダーウッドは落ち着いた表情で関係者と言葉をかわした後、機転を利かせ、急きょアカペラでの歌唱に切り替え、合唱団とともに見事な歌声を披露。歌唱後は、さらに大きな拍手を浴び、アンダーウッドも出席者に拍手を送った。晴れの大舞台で降りかかった、思わぬハプニングを、持ち前の美声で「帳消し」にした形になった。
横で聞いていたトランプ氏も笑顔で拍手を送り、歌唱後のアンダーウッドと、握手をかわした。