タレントふかわりょう(50)が21日放送のTOKYO MX「堀潤Live Junction」(月~金曜午後6時)に出演し、中居正広の女性トラブルやフジテレビをめぐる騒動に関連し、過去に交際した女性が「接待」に誘われた際のやりとりを回想した。
番組では、フジのCMを差し替える企業が50社を超えていることや、村上誠一郎総務相が早期調査をフジに求めたことなどを取り上げた。その話題の中で、ふかわは「聞いて欲しいことがあるんですけど」と神妙な様子で切り出すと「私が以前、お付き合いしていた女性が…アナウンサーとかじゃないんですけど」と話し始めた
ふかわは「(女性が)私からすると『これは接待に借り出されているのではないか』と、私からするとそういう風に感じた場所に呼ばれるにあたって、私は、大切な人だから、そういう所にあまり行って欲しくないな、と言ったんですけど」と、相手が誘われた状況を説明。その際に女性から言われた言葉が「どうして私をそういう風にしか評価しないの?」だったと明かし、「理解してもらえなくて、結局お別れしてしまった」と結末を紹介した。
MCで元NHKのジャーナリスト堀潤は「個人の1人の社員として1人の人格のある人物として、そういう場にもかかわってきて、決して何か浪費される、消費される、まさか『上納』されるなんていう関係ではなかった。でもそういうものが今、外からの言説に関しては、全部そういう評価で語られることに対して『違うんです』」と、女性の真意を代弁するように説明。関西大特任教授の深澤真紀氏は「ふかわさんのおっしゃる通りのことあって、これから女性アナウンサーの方は、ごはん食べに行くのとても大変になりますよね。『上納じゃないか』と言われてしまう」と話した。
一方、東北放送出身のフリーアナウンサー根本美緒は「彼女の気持ちも分かりますよ。やっぱり『認められたんだ』という。ガバナンスがちゃんと効いた会社だったら、飲み会にはしっかりとした人を連れて行きたいから、部長クラスの女性とかが呼ばれたりする。そういうのの一貫で自分が呼ばれたんだ、という気持ちで参加したのかな」と理解も示した。堀は「業界の光景が見えるだけに嫌ですよね。利用する側の男たちが、どういう表情でそこにいるのか、考えた時に。だから責められるべきは彼女じゃなくて、そこにいるニヤニヤしたやつら、ということですよね」と語った。