東京都の小池百合子知事は21日、首相官邸を訪れ、石破茂首相と約30分間、会談した。
面会後、取材に応じた小池氏は、都議会自民党に表面化した「裏金」問題について「その話はしておりません」とした上で「むしろ、この夏は大変だよねということで、意識を共有した」と述べた。
「大変なこと」の具体的な内容を問われると「いやもう、大変だよねということ」とけむに巻きながら「12年前の都議会(議員選挙)で、当時、私は自民党で広報を担当していましたが、その時は全勝したという思い出話をしました」と述べた。
今夏は、東京都議選と参院選が重なる12年に1度の政治決戦となる。東京都議選には、裏金問題を抱える自民党も、小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」もそれぞれ候補者を擁立して戦うことになる。12年前の2013年の東京都議選では、自民党は擁立した候補者がすべて当選した。