2020年にフジテレビ系恋愛リアリティー番組「テラスハウス」出演後、22歳で亡くなった女子プロレスラー木村花さんの母で元女子プロレスラーの木村響子さん(47)が、22日までにX(旧ツイッター)を更新。フジテレビに対し、独立した第三者委員会を設置して調査するよう、あらためて求めた。
響子さんは、タレント中居正広(52)の女性トラブルに社員が関与していたと報じられたフジテレビの対応と花さんが自死した事件の共通点を解説した「週刊文春」の記事を引用し、「ひとりの人間の命、心より#フジテレビのメンツを大事にしてきたことの結果」と言及した。
中居に関しては「性加害が事実なら中居さんの罪はもちろんあるでしょう でも個人を責めても解決しない」とした上で、「いちばんの問題は個人ではなく会社組織 上層部」と指摘。「今からでもいい#木村花テラスハウス事件にも独立した第三者委員会を!」と訴えた。
続くポストでは「南海キャンディーズの山里さん他、スタジオメンバーの方々を責めたこともないです 理由はおなじ 個人を責めても解決しないから」と強調。「そして 2020年からずっと執拗に誹謗中傷を受けている山ちゃんをみると心が痛い」と同番組出演者をおもんぱかりつつ、「悪役をさせておいて その結果に対して何もしてこなかったのが#フジテレビ」と不信感を募らせた。
花さんは「テラスハウス」出演後、SNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に自ら命を絶った。響子さんが22年、フジテレビと番組制作会社に対し損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こし、昨年11月18日には自身のXで、裁判の進捗について報告。「クローズドの裁判のため、詳細は言えず」と前置きした上で、「被告側(フジテレビ、イースト)が はなの苦しみ、人権と 自死遺族となってしまった私たちの苦しみを理解しようともしない姿勢に 裁判の中で繰り返しはなの尊厳が踏み躙られることが辛い」と思いをつづっていた。