フジテレビ解説委員の風間晋氏が、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)の22日の放送に生出演し、中居正広(52)の女性トラブルを発端に騒動の渦中にある同局の港浩一社長ら17日に行った記者会見で公表した、第三者を入れた調査委員会による今後の調査について、私見を語った。
番組序盤、村上誠一郎総務大臣や同局出身の神奈川県の黒岩祐治知事が同局に対し苦言を呈した話題を報じた。VTR後には同局の倉田大誠アナウンサーが神妙な表情で「『めざまし8』では、この問題を真摯(しんし)に受け止めて、ニュースをお伝えしてまいります」とコメント。隣でMCの谷原章介も一礼した。その後、第三者を入れた調査委について出演者で議論。谷原が「(調査の)スピード感というのはとても大事になってきますね」と風間氏に話題を振った。
風間氏は「弊社だけではなくてテレビ業界というのは独特で、春と秋の番組改編という1年間の節目を持っているわけです。そこを意識しながら仕事が回っているというところがあって、春の番組改編というのはもう目の前ですよ。そこで視聴者の方も、スポンサーも、フジテレビがどうするのかな、というのは注目されているわけだから、やはりそこをひとつ意識したスピード感というのは絶対必要だと思っていて、その際に日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会の調査というのが、そんな春の番組改編に間に合わせてできるのか、といったらそんなことは全然ないわけだから」と指摘。「僕は、日弁連のガイドラインの第三者委員会というのは、それはそれで分かった上で、この春の改編に合わせて、そこに間に合わせて、なにがしか、きちんと調査しました、という結果を公表しなければならない、と僕自身は思うんですね」と持論を語った。
風間氏は「と同時に、他の企業さんと同じく6月に株主総会がありますから、その株主総会の時には、さらに徹底した調査結果、あるいはそれを踏まえた対応というのを明らかにしなければならない。僕は二段構え的に考えています」と言及。コメンテーターの金子恵美氏もうなずくようにして「最終的な結果報告は後だと思う。段階的にひとつひとつ誠実に真摯(しんし)に向き合っている姿勢を見せるということのは、総務省もそこを求めているところはあると思う」と応じた。