西武鉄道は22日、来年度から2027年度にかけて山口線(レオライナー)の車両全3編成を順次更新すると発表した。
埼玉県所沢市の西武球場前駅から東京都東村山市の多摩湖駅を結ぶ同線の車両更新は、1985年(昭60)に新交通システムとして開業当時に導入された8500系車両(通称「レオライナー」)以降、初めてとなる。
新型車両は、客室座席を現行のクロスシートからロングシートに変更。ベルーナドームでプロ野球やコンサートなどを開催する時の輸送力を強化する。先頭車両の最前部には親子で前面の車窓を楽しめる「Kida SEAT」を設置する。車両デザインの第1編成は、ベルーナドームを本拠地とするプロ野球の埼玉西武ライオンズをイメージしている。第2編成以降のデザインについては、次年度以降の公表を予定している。