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関西テレビ大多社長「中居氏を守ろうという意識はなかった」だれかtoなかい継続に

日刊スポーツ 2025年1月22日 17時27分

関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長(66)が22日、大阪市内の同局で新年社長会見を開催した。

タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、一部週刊誌に報告が上がっていたと名指しされていることについて言及した。

大多氏はトラブルについて「私は把握しておりました」と一部週刊誌の通りと認めた。時期の説明は難しいとしながら「この事案が起きてから程なくして、私の耳に報告が上がっております。非常に重い案件だなと思いましたし、ある種の衝撃を受けました。これはこの女性のケア、プライバシー、人権、心身のケアをどれだけしっかりやらないといけないかと強く思ったのを覚えている」と明かした。

女性が「誰にも知られたくない」と望み「すごく限られた状況。大変重い案件ですので、これは社長にはあげなければならない」とその日のうちに港浩一社長に報告をあげたという。

事情を知った後、中居が出演するトーク番組「だれかtoなかい」を打ちきらなかったことについては「とにかく彼女のケア、プライバシーを守ることを最優先しようと思った。限定された社員がケアに当たった。そういう状況の中で、まさに『だれかtoなかい』はどういうことなんだということですが、私の中ではとにかく彼女が、分からないように、公にならないようにというのを最優先に考えていたので、改編の中で番組を打ちきるということ、唐突に打ちきる手もあったが、そういう動きが果たして彼女のためにどういう影響があるかと考えていた」と説明。「中居氏を守ろうという意識はなかった」とした。

女性が納得していないとされることについては「彼女にとってはそういうことではないということであれば、我々の考えが至っていなかった。申し訳なく思うし、反省しないといけない」とし、フジテレビで行われる予定の調査委員会について「私も調査委員会で当然、調査を受けるでしょうから、きちんとしなければいけない」と語った。

大多氏は81年にフジテレビに入社。プロデューサーとして同局系ドラマ「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」など大ヒットドラマを多く手がけた。22年の役員人事で専務取締役に昇格。編成担当役員となっており、中居のトラブルが起きた23年6月は同職にあった。昨年6月から系列局である関西テレビの社長に就任している。

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