タレント中居正広(52)が23日、芸能活動を同日付で引退するとファンクラブ向けの有料サイトで発表した。
中居をめぐっては、女性トラブルが報じられたことを受け、22日にフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜午後9時)などの終了が発表され、テレビ番組5本、ラジオ1本、計6レギュラー番組全てが姿を消していた。
さらに、中居は数々の“常連”のスポーツ中継や特番なども持っていた。特に野球好きで知られ、熱烈な巨人ファンを公言。23年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、「侍ジャパン公認サポートキャプテン」として、現地米国での日本の世界一に立ち会った。決勝の中継ではユニホームに野手としてスライディングした跡を付けながら9回のマウンドに上がる、二刀流の大谷翔平ならではの光景を「泥だらけのストッパー」と表現し、話題となった。ベンチリポートなども積極的に行っていた。昨年はドジャース大谷の世界一が決まったワールドシリーズでも、フジテレビ系中継に登場。2年連続で大谷の世界一を見守る“請負人”となっていた。
TBS系では長年、オリンピック(五輪)中継キャスターも務めた。テレビ朝日系でもMCの特番「中居正広のプロ野球魂」の放送が年末恒例に。番組では、「俺の侍ジャパン」と題し、自ら選んだ「仮想日本代表」も披露し、元ヤクルト捕手の古田敦也氏や、野球好きゲストと熱い議論をかわす姿もあった。
TBS系では音楽特番「音楽の日」の総合司会を14回連続で、同局安住紳一郎アナとのコンビで務めてきた。突然の引退で、スポーツ中継や大型特番にも、大きな“穴”が空くことになる。