フジテレビは23日、同局系「Live News イット！」（月～金曜午後3時45分）で、女性トラブルを報じられたタレント中居正広（52）が芸能活動引退を発表したことを伝えた。
冒頭、この日に開かれた同局の臨時取締役会の話題をトップで伝えた。その後、中居の引退も報道した。
番組中盤ではフジテレビ副会長でもある民放送の遠藤龍之介会長（68）が出席した都内開催の定例会見の映像も公開した。一連の問題に対し「現在の事案によってフジテレビに関して、局の在り方自体が問われている。また、視聴者や広告主など、各ステークホルダーから厳しく批判されている。民放連の立場としてはフジテレビの迅速な対応を求めたい」などと語るシーンが放送された。
会見後は同社副会長の立場として質疑応答に応じた。「これだけ大きな耳目を集めている事件ですから、やはりフルオープンでカメラを入れることが、必要だったのではないかと思っています」などのコメントも映像で紹介した。
中居は同日、芸能活動を引退するとファンクラブ向けの有料サイトで発表。「少しでもお先にご報告」と題し、「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします。なお、会社であります【（株）のんびりなかい】につきましては、残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します」と伝えた。
続けて「ご報告にあたりましては、私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの皆さまとの、打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了し、本日となった次第でございます」と説明。「これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません」と謝罪した。
前日22日には同局「だれかtoなかい」（日曜午後9時）の終了発表などをもって、中居のテレビ、ラジオの全番組レギュラーが消滅していた。