フジテレビは、23日に開いた臨時取締役会で、今月27日に、「オープンな形式」で記者会見を行うことを決めたことを、同局系報道番組「Live News イット！」（月～金曜午後3時45分）で明らかにした。
メインキャスターの青井実（44）アナウンサーが「タレントの中居正広さんの女性トラブルをめぐる一連の報道などを巡って、フジテレビは経緯などを調査するため第三者委員会を設置することを決めました。また、改めて今月27日にオープンな形式で記者会見を開くことも発表しました」と公表。「フジテレビは今月17日、一連の報道などについて港浩一社長らが定例の記者会見で説明し、第三者である弁護士を中心とした調査委員会を発足させることを明らかにしました。しかし調査方法の妥当性に疑問の声が上がったほか、記者会見への出席が一部のメディアに限定され、カメラ撮影も認められなかったため、会見のあり方が問題視されていました」と言及した。
「このため、フジテレビと、親会社のフジ・メディア・ホールディングスは今日午後、臨時取締役会を開き、日弁連のガイドラインに準拠した第三者委員会を設置することを決め、改めて今月27日にオープンな形式で記者会見を行うことも発表しました」と説明した。
フジテレビは17日に港浩一社長（72）ら役員5人による会見を行ったが、放送記者会による定例会見の前倒しと説明。テレビ局などはオブザーバー参加となり動画撮影などができなかった他、週刊誌やネットメディアなどの参加もできなかった。
これに対しフジ・メディア・ホールディングスの株主である米投資会社「ダルトン・インベストメンツ」は、会見について「信頼を回復するどころか評判をさらに傷つける結果になった」として、今週内にテレビカメラを入れた全てのメディアに対する会見を要求していた。