ABCテレビの今村俊昭社長(62)が24日、大阪市の同局で新春社長会見に出席し、ダウンタウン松本人志(61)の起用について「現段階で決まったことはない。ご本人の意向はまったくこちらに届いていない」と語った。
松本は同局のバラエティー「探偵!ナイトスクープ」で局長を務めているが、週刊文春との訴訟を理由に番組を休演。探偵が局長代理を務めている。昨年11月に訴訟は終結したものの、芸能活動再開には至っておらず、同番組への復帰も果たしていない。本人は独自のプラットフォームを作って芸能活動復帰することを示唆している。
今村氏は、吉本興業からも一連の騒動について「ご迷惑をおかけした」と謝罪を受けていると明かし、「私どもとしましては、改めて出演意向は受けていない。総合的な判断をしたい。現状では、探偵の方に局長務めていただいている。現段階で決まったことはない。引き続き、探偵の皆さまに局長をしていただいて続けていく」と話した。
昨年末のM-1グランプリ2024は、審査員が9人となり、松本は外れた。
今村氏は「M-1が復活したときに9人でやらしていただいた。20回目という節目で、演出サイドは最も納得感のある審査員を瞬間で決めているので、ギリギリまで決まらない。今回もあの瞬間に、視聴者もファイナリストも納得できるかというのがあの9人」。
審査員選考の難しさに触れた上で、「演出サイドは歴代の中からという思いは強かったのだと思う。しっかり選びたいというのがあったと見ていて感じた」と満足感を示した。
松本の不在については「仮定の話は難しい」としつつ、「今回はあの形が正解だったのではないか」と話した。