フジテレビ系「オールナイトフジコ」(金曜深夜0時55分)が25日、生放送された。
番組冒頭、MCの佐久間宣行氏が「始まってますよね?」といきなり確認。「始まらないかもしれないっていう噂も聞いた」と打ち明けると、MCのさらば青春の光の森田哲矢が「ACがある限りやります」とツッコミを入れた。
この日の放送は、15人の女子大生軍団「フジコーズ」が出席。進行を務める佐野瑞樹アナ(53)が「戸惑われてるメンバーもいらっしゃるかもしれませんけど、今回の件はこちらの問題でございますので、皆さんはいつも通りの楽しい番組をお願いしたいと思います」と語った。佐久間氏も「君らが一番、え、私たち、どういうテンションでやった方がいいのかな?って思ってるでしょ」とフォロー。森田は「今日だけはクローズドでやりませんか」とボケを入れた。
同番組は同局の港浩一社長の肝いり企画。同局で圧倒的な人気を誇った深夜バラエティー番組「オールナイトフジ」で当時ディレクターとして番組に関わっていたのが、港社長だった。「オールナイターズ」と呼ばれる現役女子大を数多く起用し、「女子大生ブーム」を巻き起こした。
23年4月に32年ぶりに「オールナイトフジコ」としてリニューアル復活。港社長は23年3月の社長定例会見で「今必要な番組になればいい。生放送で何が起きるか分からない。予定不調和の番組になる。女子大生をオーディションしてフジコと名付け、新しいキャラクターを発掘していく。日本を深夜から元気にできればいいと」と語っていた。
フジテレビをめぐっては、元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員の関与が一部で報じられた問題で、今月17日に港社長らが記者会見を実施。外部の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げて、社員の関与の有無などを検証する方針を示した。一方で、具体的対応などに関する質問には調査を理由に回答を控える場面が目立ったことで、会見翌日からスポンサーのCM差し止めが相次いでいた。