26日に放送された読売テレビ系「そこまで言って委員会NP」で「東京一極集中は悪か?」をテーマとして議論が交わされた。
石破茂首相は「東京一極集中打破」をスローガンとしているが、ジャーナリスト須田慎一郎氏は「住む人がどこに住むのかを選んでいる。東京には仕事もあるし、便利」と否定的な声。
一方、作家で実業家の竹田恒泰氏は、東京一極集中の現状について問題を指摘。「財務省や外務省などの省庁は、東京とは別に日本のどこかにもう一カ所拠点を設けるべき。職員は東京ともう一カ所の都市を1年交代で替わりながら勤務する。たとえば沖縄なら、公務員は東京と沖縄を何度も行き来する。ITで対面なくても仕事はできる。現代の参勤交代です!」
また、元経産省官僚の石川和男氏は「首都機能を分散すべき。災害時などのリスクを避けるため、たとえば大阪を副首都にして、衆院・参院のどちらかを持ってくるんです。省庁を移転させれば企業もついてくる。人口も増えます」と東京一極集中の弊害を訴えた。