朝日放送(ABC)テレビは28日、臨時取締役会を開き、清水厚志取締役から1月31日付での辞任の申し出を受け、了承したと発表した。
同局広報部によると、清水取締役は、「社内のルールに反して交際費(会食費用)を不適切に使用していた疑いが発覚」したといい、「調査の結果、実際は社内やグループ内のメンバーのみで会食したにもかかわらず、社外の関係者が出席していたと偽って交際費を申請していたことが判明しました」と明かした。
また「本人も責任の重大性を認識し、過去にさかのぼって弁済することを確約するとともに、任期途中での辞任の意向を示すに至ったことから、これを了承することとしました」とした。
◆朝日放送(ABC)テレビのコメント 高い倫理観をもって業務を遂行すべきメディア企業において、その先頭に立つべき取締役としてあるまじき行為であり、当社に信頼を寄せていただいていた社内外のすべての皆さまに対して心よりおわび申し上げます。役職員一同、改めて襟を正すとともに、社内体制を再点検し、不正防止に努めてまいります。