「ゆうきゅう戦 コシノジュンコ クリスタルCUP~プロペア碁13路盤トーナメント~」が28日、都内で行われた。囲碁の藤澤一就八段一門後援会の発足1周年を記念したもの。ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が2年前から囲碁を始めたことから、開催の運びとなった。
今回は8組のプロ棋士ペアが参加。普段は19路盤で勝敗を競うが、それよりもちょっぴり小さな碁盤でプロの技を披露した。1回戦で吉原由香里六段&広瀬優一七段組、準決勝で上野愛咲美女流立葵杯&横塚力七段組を破った上野梨紗女流棋聖&芝野虎丸九段組。もう一方のゾーンでは、1回戦で飛田早紀二段&平田智也八段組、準決勝で木部夏生三段&高尾紳路九段組を倒した小林泉美七段&関航太郎九段組が対戦した。コシノジュンコ氏も観戦していた対局は上野梨&芝野組が優勝し、賞金30万円を獲得した。
「芝野先生と組めて優勝したいと思った。良かったです。私が足を引っ張っても助けてもらえた」(上野梨)。「上野さんがやりすぎの面もありましたが、最後は運が良かった」(芝野)。訪れたファンの笑いを誘いながら、優勝した2人は話していた。