放送プロデューサーのデーブ・スペクターが、29日にXを更新。女性トラブルを認めて23日に芸能界から引退した中居正広氏(52)に関する一連の問題について、「週刊文春」の電子版「文春オンライン」公式サイトが28日、自社の報道した内容を一部、訂正し、謝罪したことを、いじった。デーブは「フジテレビは高視聴率を記録した『フルオープン会見』をシリーズ化。第2回は週刊文春で調整へ」と投稿した。
「週刊文春」による、社員が関与していたとする一連の報道を受け、フジテレビは17日に、社長を辞任した港浩一氏(72)の定例社長会見を前倒しして開催。ただ、記者クラブに加盟する社のみの参加でクローズドなものだったことに批判が集中したため、27日にはウェブメディア等にも参加を認める、フルオープンの形での“やり直し会見”を行い、午後4時から10時間超、対応した。
その全てを、フジは自ら報じた。質疑応答後は、プライバシー保護の観点から実際の会見より10分ディレイで放送されたが、CMもなく、ほぼノンストップで深夜2時33分まで中継した。「Live News イット!」(午後3時45分~午後7時)第2部は平均世帯視聴率11・9%(関東地区=以下同)。レギュラー番組を休止して中継を続け、同7時からの「緊急特報フジテレビ経営陣会見」は、平均世帯視聴率13・1%。皮肉にも前週の同時間帯の約2倍となった。日付が変わった後も、深夜0時25分からの30分間が平均世帯視聴率7・5%で、個人視聴占拠率は50・5%と異例の高さとなった。スタジオで同局の平松秀敏報道局編集長による解説が行われた後、深夜2時41分からは通常放送に戻った。
翌28日には「週刊文春」が、被害者女性を会食に誘ったのはフジテレビ社員ではなく、中居氏本人だと訂正した上で、当該女性が「A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた」と報じた。それに対し「世紀の大誤報」「フジがフルオープンで会見したのなら、文春も社長含めて10時間会見しろ」などと批判の声が沸騰。「#文春廃刊」などとX上で飛び交う動きを見て、デーブは反応したとみられる。
「週刊文春」は、昨年12月25日に「中居正広9000万円SEXスキャンダルの全貌 X子さんは取材に『今でも許せない』と…」と見出しを付けた記事を配信したが、28日までに訂正文を追加。「【訂正】本記事(12月26日発売号掲載)では事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていましたが、その後の取材により『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということがわかりました。お詫びして訂正いたします」としていた。
デーブは28日にもXで「誤報を訂正した文春が、お詫びにフジテレビのCM枠を大量購入して埋め合わせへ」と、文春をいじっていた。デーブの2回の投稿に対する反応は、合計でインプレッション約76万、いいね約7100と、大きな反響を呼んでいる。