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文春を著名編集者が批判「人を裁く力を持ってしまっている」誤報には文藝春秋社長に「会見が筋」

日刊スポーツ 2025年1月29日 12時13分

幻冬舎の編集者、箕輪厚介氏が29日、YouTubeチャンネルを更新。「週刊文春」が中居正広氏(52)の女性トラブルについて一部報道内容を訂正して謝罪したことについてあらためて言及した。

箕輪氏は「週刊文春の世紀の大誤報について解説します。」と題した動画を公開。フジテレビの会見で、中居氏の女性トラブルにフジテレビ社員が関与していたとしていたとする当初の報道を前提に質問していた記者に対し、「週刊文春もひどいですが、同じように、もしくはそれ以上にひどい。自分たちで取材もしないフリージャーナリスト。まぁ活動家みたいなもんですね。『週刊文春に書いてあった』って言って追及して、一週刊誌をまるで裁判の判決かのようにそれを論拠にして追及していた」と批判した。

また、当初の報道で中居氏との会食に被害女性を誘ったとしていたフジ編成幹部A氏について「はっきり言って社会的に抹殺されましたよね。もう普通に仕事はできない状態だろうし、出社も停止していると。今後はなかなか厳しいですよね、これだけ顔もSNSでさらされていますし」と言及。「まあ週刊文春が、1人の人間を社会的に抹殺した、と。それってヤバくないですか?」と事の重大さを示し、「やっぱり編集長以下、なんなら文藝春秋社長以下、出てきて『間違っていました』って会見なり何なりを開くのが筋だと思う」とした。

週刊文春が多大な影響力を持っている現状に、「何なら法律みたいな存在。法的機関じゃないのに人を裁く力を持ってしまっている。しかもほぼ社会的に抹殺し、SNS上では2度と消えないデジタルタトゥーを残し、明らかに権力側。今一番強いんじゃないですか?政治家よりもテレビ局よりも新聞社よりも」と私見を述べ、「何よりも強い力を持ってしまっている強者側なのに、シレッと訂正ってヤバくない?」と箕輪氏。「フジテレビはそれによって失ったスポンサーの費用、何十億、もしくは何百億の損害賠償を週刊文春にしてください。じゃないとアイツらの暴走は止まらないと思います」と提言した。

週刊文春(電子版)は、昨年12月25日に「中居正広9000万円SEXスキャンダルの全貌 X子さんは取材に『今でも許せない』と…」と見出しを付けた記事を配信したが、28日までに訂正文を追加。「【訂正】本記事(12月26日発売号掲載)では事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていましたが、その後の取材により『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということがわかりました。お詫びして訂正いたします。また、続報の#2記事(1月8日発売号掲載)以降はその後の取材成果を踏まえた内容を報じています」としていた。

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