Infoseek 楽天

フジ清水賢治新社長、文春の一部訂正に法的措置の可能性は「冷静に検討する」取締役会でも議題に

日刊スポーツ 2025年1月30日 18時34分

フジテレビと親会社のフジメディアホールディングスは30日、都内の同局で定例取締役会を行い、終了後に新社長の清水賢治(64)が報道陣の囲み取材に応じた。港浩一前代表取締役社長と嘉納修治代表取締役会長が辞任を発表した2度目の会見後、初めての取締役会。フジ・メディア・ホールディングス金光修社長や、日枝久相談役らが出席し、休憩を挟み計4時間45分の議論を重ねた。

週刊文春が、29日に同局社員が関わったとする中居正広氏(52)の女性トラブル報道について一部訂正を発表。この日の議題にも上がったと言い「非常に厳しい意見が多かったです」と明かした。「メディアの責任とは何か、というところです。あれだけの巨大な、影響力が絶大なメディア。そのメディアである文春さんにとって、その義務とはなんだろうかという厳しいご意見がありました」と語った。

清水社長、一個人の意見としては「なぜあのタイミング出だしたのか、というのが一番疑問に思ったところです」とした。「基盤となっているベースがどういうファクトだったのか、ベースにほころびがあると皆さまにとっても真相が、つみ上げていく物がくずれてしまう。そこは、もう少しきちっとした対応が必要なのではないかなと思います」と述べた。

今後、訴訟に発展する可能性について「あらゆる選択肢が検討の元にあります」とした。ただ、第三者委員会の調査が継続ためその阻害要因となることを懸念している。「感情的なものは各取締役の中にもあるんですが、それとは別に今、行われている調査と平行して行われているものですし、冷静に検討していく」と語った。

この記事の関連ニュース