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吉柳咲良が実写映画「白雪姫」で白雪姫役吹き替え「覚悟を持って、たくさん考えていっぱい練習」

日刊スポーツ 2025年1月31日 6時0分

女優吉柳咲良(20)が、映画「白雪姫」(3月20日公開)のプレミアム吹き替え版で白雪姫役を務めることが30日、分かった。

ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションでもある「白雪姫」を新たなミュージカル版として実写映画化。雪のように純粋な心を持つ優しい白雪姫は、1937年に発表されてから世界で最も長く愛され続けるディズニープリンセスでもある。

吉柳は今作が吹き替え声優初挑戦。ボイトレーニングを積み、オーディションで白雪姫役を射止めた。「本当ですか!?と思わず声が出てしまいました。どうしても受かりたかったので、とてもうれしかったですし、すごくほっとしました」と決定時の心境を明かした。

幼少期から歌手になるのが夢だった。これまでミュージカル「ピーター・パン」の10代目ピーター・パン役や、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役を務め、ソロアーティストとしてもデビュー。高い歌唱力が評価されている。

今作では「ウエスト・サイド・ストーリー」でゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いた、レイチェル・ゼグラーの演技に声をあてた。「初めて聞いたときに一瞬で心奪われました。力強さから柔らかさまで繊細に表現されていて、絶対に楽曲を映画館で聞きたいって思ったくらい、歌声が心に響いた」と圧倒されたという。「レイチェルさんの声量や表現をくみ取れるように、めちゃくちゃ聞きました」と敬意を持って臨んだ。

これまで実写版ディズニープリンセスの吹き替えは「シンデレラ」が高畑充希、「美女と野獣」のベルが昆夏美、「アラジン」のジャスミンが木下晴香、「リトル・マーメイド」のアリエルが豊原江理佳と、演技力と歌唱力を兼ね備える俳優が担当してきた。

努力と実績を積み重ねて夢をつかんだ吉柳は「白雪姫の中の成長や優しさから強さまで、すごく繊細に表現していかなければいけないという覚悟を持って、たくさん考えていっぱい練習もしてきました。なにより歌が全曲すごくすてきだと思うので、シーンごとに使われている音の違いをぜひ楽しんでいただきながら、この白雪姫の世界を堪能してもらえたらと思います」とアピールした。

◆吉柳咲良(きりゅう・さくら)2004年(平16)4月22日、栃木県生まれ。16年「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリ。17年から22年までミュージカル「ピーター・パン」主演。24年はNHK連続テレビ小説「ブギウギ」大河ドラマ「光る君へ」にも出演。現在、TBS日曜劇場「御上先生」に椎葉春乃役で出演中。154センチ。血液型B。

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