立憲民主党の小沢一郎衆院議員は31日、自身のXでの(旧ツイッター)を更新し、石破政権の岩屋毅外相が30日、東京・赤坂にある衆院議員宿舎の自室に不審者が侵入する事案があったと明かしたことを受け、強い疑問を示した。
この案件は30日、「デイリー新潮」が報じて表面化した。岩屋氏がトランプ米大統領の就任式で訪米していた間、留守にしていたはずの宿舎の自室に、帰国後、面識のない女性がいたとし、岩屋氏が帰宅した際に「鉢合わせ」になったという内容。岩屋氏は30日、報道内容を「事実」と認めて「何の被害もなく、すぐにお帰りいただいた」と説明したが、同宿舎には石破首相の部屋もあることから、周辺の警備強化を求めたことも明かした。
一方、「デイリー新潮」は、岩屋氏は日本を出発する際「うっかり施錠せず部屋を出ていた」とし「(帰国時には)部屋にはなぜか鍵がかかっていた」という、政府関係者のコメントを掲載している。
小沢氏は、岩屋氏のコメントを報じたネットニュースを引用し「岩屋毅外相の赤坂議員宿舎に見知らぬ女性が侵入との報道。不可解極まりない。なぜ報道まで隠ぺいしていたのか?『お帰りいただいた』と言うが、それで済む話か?」と指摘。「これだけセキュリティ強化が求められる昨今、そもそもなぜ無施錠だったのか?外務大臣として認識が甘すぎるのではないか?全てが意味不明」と、疑問を呈した。
別の投稿では「それ以前に出かけるときは、きちんと施錠をしなさい。子どもでも分かること。外務大臣としてあまりに不用心」とも記し、外相として持つべき心構えにも言及した。