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小池百合子都知事「お台場トリエンンナーレ」の開催是非「方向性は今後公表」フジテレビと共催

日刊スポーツ 2025年1月31日 16時34分

東京都の小池百合子知事は31日の定例会見で、都が「一般社団法人お台場トリエンナーレ実行委員会」との共催で今年10月から開催予定の「東京お台場トリエンナーレ2025」について、27日に行われたフジテレビの記者会見の中で、一時、延期または中止とする意向が示されたことへの認識を問われた。

実行委員長を務めるのは、フジテレビの遠藤龍之介副会長。遠藤氏は27日の会見で、現在フジテレビが直面している問題が、トリエンナーレに及ぼす影響を問われて「トリエンナーレに限らず、さまざまなところでフジテレビと組むのは控えさせてほしいという動きが出ている」とした上で「(トリエンナーレを)今年、予定通り運営できるとは思えない」と発言。「予定通りできない」の意味をあらためて問われると、延期か中止かは「決まっていない」としながら、10月からの開催については「できないと思います」と明言した。ただ、その後、進行役の広報局長が、正式決定ではないとフォローする場面があった。

記者から「(遠藤)実行委員長が先日の会見で延期も中止もあると言って、その後で『まだ決まっていない』と訂正されたが、一時的に中止に言及されたことへの受け止めを」と問われた小池氏は「基本的には、中止、延期はやむを得ないという発言は、訂正されているものでございます」とした上で「フジテレビと都の担当局の間で状況確認を進めている」と、述べるにとどめた。

その上で「アーティストの方々など、関係先が多岐にわたっていることも事実で、都の所管と詰めている。状況確認などをして、方向性については今後公表していく」と述べ、最終的な決定には至っていないことを明らかにした。

東京都の発表によると、国際芸術祭である「お台場トリエンナーレ」は、今年10月から12月まで開催が予定され、会場の一部にフジテレビ本社屋や湾岸スタジオが予定されている。

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