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長嶋一茂、フジ日枝久氏進退で持論「尻ぬぐいしてからでも遅くない」「今辞めてもらっちゃ困る」

日刊スポーツ 2025年1月31日 17時34分

元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(59)は31日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、フジテレビの一連の問題を受けて進退を求める声が出ている日枝久相談役(87)について持論を展開した。

番組では、中居正広氏(52)の女性トラブル報道に端を発した一連の問題を受け、フジテレビの広告収入が、従来より233億円減となる見通しであることに言及。一茂は「僕もだいたい、ゴールデンに番組1本つくるのにどれくらい制作費がかかるか、朝帯、夜中帯だといくらなのか知っている。その数字を計算しても233億円分の減収というのは、果たしてフジテレビの既存の番組にどれだけ影響を及ぼすか、考えただけで恐ろしい。今後どうなっていくかとても心配です」と指摘した。

一方、番組では、30日に行われた同局と親会社フジ・メディア・ホールディングスの定例取締役会後に取材に応じた清水賢治新社長(64)が、日枝氏の進退については議論はなかったと述べたことにも触れた。

この件について、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「なんで、日枝さんの話にならないんだろうと思います。経営を刷新する話の時に、日枝さんが残った形での経営刷新ってあり得るんですか? と僕は思いますね」と疑問視。「経営刷新するということは、まず日枝さんがどうするかが最も大事で、いちばん最初に考えるべき議題。それがなかったというのは意味が分からない」などと述べた。

これに対し、一茂は「フジテレビという会社の風土がなぜそうなったのか、だれの責任か。人が運営しているのでだれかの責任になるわけですよね。それか、もともと昔からの体質なのか。その辺の原因をもう1度、いろんな人に聞いていかないと」とした上で「玉川さんがおっしゃった日枝さんの辞任ということはもちろんあるんでしょうが、じゃあそれが今すぐなのかは、ぼくは少し疑問です」と指摘した。「日枝さんも役員の方も全員がいらっしゃらなくなって、新しい方たちがやるんでね。会社風土は変わっていくとは思うんですけど、その前に原因究明をちゃんとしていくというかじを切っていく方がもし日枝さんなんだとしたら、日枝さん、今辞めてもらっちゃ、僕は困ると思います」と主張。「言葉は失礼かも分からないが、尻ぬぐいみたいなものをしてからでも遅くはない。そこまでやらないでうやむやにして、全員首だけ総取っ替えするのは、危険な気がします」と述べた。

この一茂の訴えに、玉川氏は「だけど、日枝さんというのは、会社法的にはただの取締役なんですよ。本来、会社法上で代表権を持っている2人は、すでに辞めている。だから、日枝さんが残ることによってすべてのことが明らかになって、というふうな存在ではないし、むしろ、いることによって(他の人が)しゃべれないことがあるとしたら、そっちのほうが問題ではないかと」と、反論した。

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