TKO木下隆行(53)から性被害を受けたとXで主張したYouTuber青木歌音(32)が1日、Xを更新。木下が1月30日にYouTube「TKOチャンネル」に動画を配信し、2015年にホテルに連れていったことなどを認めたことを受け、なぜ10年前の被害を今になって明らかにしたのか、と疑問を呈されたことに反論した。青木は「昔の事だったら水に流せよ! って事ですか? 言えるタイミングが来たって察する事出来ませんか?」と主張した。
青木は1月25日、Xに「芸人さんからは過去に2名から色々されたので、そのうちの1名ならヒント出せます」と投稿。「飛び火を防ぐ為にも。西日本のご当地ゆるキャラに似た芸人さんと食事後、断ったのに腕を掴まれホテルに強制連行。最後の手前で本気で抵抗したら不機嫌になり『帰るわ』」って言われ解放された。アパレルもしてる人」と、加害者の芸人の1人が木下であることを示唆した。
一方、木下は青木の投稿を受けて、1月30日に「正直に話します。」と題した動画を配信。「青木さんと2015年5月に番組で出会いまして、DMを送り、食事に誘った。10年前の話です。その流れでホテルに誘ったのも事実です」とホテルに連れて行ったことは認めた。一方で、「強制連行…僕にはそういう意識はなかった。実際に強引なつもりはなかった」と青木の主張の一部を否定。「ですが、そう感じさせてしまったなら申し訳ない。決して自分の立場を利用したのではなく、1人の人間として好意を持って誘った」と謝罪しつつ、あくまで好意を持っていて誘ったと説明した。
青木は同日、Xで「TKO木下さんの動画見ましたが内容があまりにも違いすぎて驚いた」と反論。「私は無理ですと断ったのに腕を掴んで店外にあらかじめ準備されてた? であろうタクシーに乗せられました」「『食事だけで済むわけないやん』と木下さんは会計前に言ってます」と、木下が端から肉体関係を狙っていたことを示唆した。
さらに「着ていた服を脱がして来たので抵抗しました。私も抵抗していたので双方で服を引っ張ったせいで首元のセーターが破けました。もう逃げれないと判断したので木下さんの指示に従い前戯などをしました」と主張。「最後の段階で挿入を抵抗したら不機嫌な顔になり『もうええわ、とりあえず出させて』と言い奉仕を指示して来ました。そして最後は出した物を私の身体にかけて終了しました」と、本番には至らなかったものの、望まない性行為はさせられたと反論した。
青木の一連の暴露に対し、SNSでの投稿、発信ではなく、なぜ警察に行かなかったのか? など疑問の声が出た。青木は「まず警察は音声など確信的な証拠が無いとまともに取り合って頂けないんですよ」と主張。「ホテルへ強制連行されてる時に振り解いて叫ぶなり逃げるなりしたら? の声もありますが、食事だけだと思ってたのに突然の展開すぎて怖すぎて固まってました。一定の恐怖心を越えると身体が硬直します。その為逃げれませんでした」と、木下に強い恐怖感を感じ、逃げることなどできなかったと主張した。
さらに、性被害が起きてから10年もたって発信した真意を問う声に対しても反論。「私が今になって本件を言えるようになったのは事務所のしがらみが無くなったからです」と、フリーになったからだと説明した。青木は、1月20日に自身のYouTubeチャンネルで「私が女子アナ時代、フジテレビの偉い人から色々されたので告発します。」と題した動画を配信したことで「事務所の社長から『うちはテレビの仕事が必要な事務所だから青木さんがあの発言をしたらもう面倒は見れません。』と」と、前所属事務所から契約解除されたと説明。「どうせ契約解除になるなら私は言える範囲で全て言おうと決心しました。それで今に至ります」とした。
青木の一連の告発により、木下は1月中旬に日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日曜午後11時25分)のロケに参加し、収録部分は明日2日に放送予定だったが、出演部分はカットされ、放送されることが判明。日本テレビは日刊スポーツの取材に「収録(今週2/2放送分)に参加していたことは事実です。事務所にもお伝えした上で、木下さんの出演部分をカットして放送いたします」と認めた。