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浜田敬子氏が指摘 フジテレビの企業風土めぐり「役員が非常に年齢が高めの男性が中心」

日刊スポーツ 2025年2月2日 12時27分

AERA編集長を務めたジャーナリストの浜田敬子氏は2日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、中居正広氏(52)の女性トラブル報道を発端にさまざまな問題が表面化したフジテレビについて言及した。

番組では、1週間のニュースを振り返るコーナーでフジテレビの問題に触れ、1月27日の記者会見の内容や中居氏の報道をめぐり「週刊文春」が当初の記載を一部訂正していたことについても言及した。

番組MCの膳場貴子が「週刊文春の記事が訂正されましたが、人権軽視の企業風土であるとか構造の問題というのはまだ課題として残っています」とフジテレビの課題について言及。述べ、見解を求められた浜田氏は「今、膳場さんのおっしゃったとおりだと思います」と応じた上で「会見も含めて、メディアのありかたが広く問われていると思います」と、述べた。

最初に文春側の対応に触れ「週刊文春の訂正ですが、私も長く週刊誌をやってきて、やっぱり、誤りがあったときはすみやかに訂正するのが基本。今回の部分は、事実関係の中でも重要な部分だったので、これはもっと早く訂正すべきだった」と、指摘した。

その上で「ただ、だからといってフジテレビ全体が犯したことがすべて否定されるわけかというと、そういうことでもない」と指摘。「重大な人権侵害があったといわれる人を起用し続けたことが、いまいちばん問われていること。ここには非常に、人権軽視やガバナンス不全ということがあったと思います」と、フジテレビ側の一連の対応にも触れた。「その背景には、役員構成がある。長きにわたって非常に影響力を持った人、さらに役員が非常に年齢が高めの男性が中心で占められているという多様性のなさが、こういった判断につながったのではないか」と述べた。

また記者会見での記者の振るまいにも触れ「質問する記者の中にも、被害者の人権に配慮をしていないのではないかという質問も、私には見受けられた。本当に、メディア全体が問われていると考えている」と危機感を示した。

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