自民党の小泉進次郎元環境相(43)は2日に放送されたBSテレ東「日曜サロン」(日曜午前9時30分)に出演し、政治家を目指した背景について、父の小泉純一郎元首相(83)からかけられた言葉を振り返りながら語った。
進次郎氏は、政界引退を表明した純一郎氏から2008年9月に地元の横須賀市で行われた会合で、後継者として支援者にお披露目され、2009年衆院選で初当選した。現在、当選6回を数える。
政治家を目指した背景を問われると「父親は学生時代から、孝太郎と進次郎は政治のことは考えなくていいぞと、ずっと言っていた」とした上で「今思えば、おそらく子どものころから、父親のやっていることはいったい何だろうと。政治って、子どものころは分からないですから、そういう関心がずっとあったのだろうと思う」と振り返った。
また「親として、すごく子どものことを愛情深く育ててくれたのが父親だったので、そこの思いがなかったら、同じ世界は目指していないでしょうね」とも述べた。
政治家を目指すと純一郎氏に告げた際の反応を問われると「うれしそうじゃなかったですね。今、自分が親になると、その気持ちはよく分かります」としみじみ。「複雑な表情をしていましたよ。『そうか』と。けしてうれしそうではなかった」と、当時の純一郎氏の複雑な反応を回顧した。