ジブリ歌手井上あずみ(59)の愛娘で歌手の今尾侑夕(20)とダンス&ボーカルユニットBLVCKBERRY岸巧人(22)が2日、東京・池尻稲荷神社、節分祭に出席し、4年ぶりの開催となった「狐の嫁入り」で花嫁花婿役を務めた。
池尻稲荷神社は、約360年前、旧池尻村・池沢村の両村の産土神(うぶすなかみ)として創建鎮座され、当時の村の共同生活と信仰の中心となり、現在に至っている。「狐の嫁入り」は稲荷神社の神様の使いであるきつねにちなんだ催事で、きつねのお面を被り花嫁・花婿に扮(ふん)した若い男女が模擬結婚式と豆まきを神楽殿で執り行う。
今尾の花嫁役は宮司の直接オファーだった。成人式の着物の前撮りで同所を訪れた際、「せっかくだったら狐の嫁入りで白無垢(むく)を着てみませんか」とオファーされたという。「もうびっくりしました」と振り返り、「相手ができるかどうかも分からないし、白無垢(むく)なんて一生に1度着られるかどうかかなって」と笑った。初白無垢(むく)を「すごくうれしいです」と喜びをかみしめた。
花婿役の岸だが、今尾とはいとこ関係という。昨年11月、井上がステージ復帰を果たしたアニソン文化祭にも参加している。今尾の推薦もあり、今回花婿役となったが、羽織はかまの正装は初めて。「背筋がずっとこう伸びてる感じ」とし、「普段猫背気味なので、姿勢が矯正されるような感じがします」と話すと、隣にいた今尾は「早く猫背になりたいって言ってました」と笑った。
25年は「海外からオファーをもらっている」という今尾。「日本文化を少しでもお伝えできたらと思っています」と胸を張った。一方、岸は「4月に恵比寿のリキッドルームでワンマンライブをやります」とアピール。3月25日には新譜「桜の調べ」リリースする。「3月までイベントも続くので、とにかく健康第一で最後まで走り抜けたいです」と目を輝かせた。
また、同節分祭に女優伊藤つかさ(57)も参加。「事務所が近くにあるので、いつもお参りさせて頂いています」。節分祭には「何年くらい参加しているか忘れちゃいました。ごめんなさい」とほほ笑み、「10年以上はやらせてもらっていると思います」と話した。