日本将棋連盟は3日、24年の獲得賞金・対局料ランキングを発表した。藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が1億7556万円で3年連続のランキング1位になった。
藤井は22年に1億2205万円で初めて1位となり、藤井は自身初、将棋界では史上最速&最年少での1億円プレーヤーとなっていた。23年は1億8634万円で、95年に羽生善治九段が獲得した1億6597万円を超え、89年に統計を出してから史上最高額を記録した。
24年は全8冠保持からスタートし、叡王戦5番勝負では同学年の伊藤匠(たくみ)叡王に2勝3敗で敗れ、失冠。その後は、棋聖に続き、王位戦でも5連覇を達成した。王位連続5期獲得により、2つ目の「永世称号」を手にした。複数の永世称号獲得は史上5人目、22歳1カ月での達成は羽生の24歳9カ月を大幅に更新する史上最年少の偉業となった。25年は7冠を保持したまま、王将戦、棋王戦を戦っている。
ランキング2位は伊藤匠叡王の4364万円、3位は永瀬拓矢九段の3026円。女流棋戦では、西山朋佳女流3冠が1位(金額非公表)になった。【松浦隆司】