日本将棋連盟は3日、24年の獲得賞金・対局料ランキングを発表し、藤井聡太七冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が1億7556万円で3年連続の1位となった。史上初の全8冠制覇を達成し、89年に統計を出してから過去最高額を獲得した23年の1億8634万円よりも1078万円減少した。
24年は8冠でスタートしたが、6月に同学年に伊藤匠(たくみ)叡王に敗れ、叡王を失い7冠に後退したが、棋聖に続き、王位でも2つ目の「永世称号」を手にした。その後は竜王など、タイトル防衛を続けて7冠を保持している。2位は伊藤叡王の4364万円。藤井とは約4倍の差がある。3位は永瀬拓矢九段(32)の3026万円。日本将棋連盟会長の羽生九段は10位で1622万円だった。
女流棋士では、西山朋佳三冠(29)が1位(金額は非公表)となった。【松浦隆司】