弁護士の紀藤正樹氏が3日までにX（旧ツイッター）を更新。東京女子医大の元理事長が背任容疑で再逮捕された件で、「再逮捕。浅はかな犯行。母校に大損害を与えている」と短い言葉で批判した。
同大学の元理事長である岩本絹子容疑者は3日、新病棟の建設工事を巡って大学側に約1億7000万円の損害を与えたとして、警視長に再逮捕された。
捜査関係者によると、再逮捕容疑は2020年3月～21年9月、付属病院「東医療センター」（現・足立医療センター）の東京都足立区移転に伴う病棟建設工事で、男性1級建築士に大学からアドバイザー報酬などを複数回にわたり不当に支払わせ、計約1億7000万円の損害を与えた疑い。このうち約5000万円を自身に還流させていたとみられる。
岩本容疑者は1月13日、河田町キャンパス（新宿区）の新校舎2棟の建設工事で、業務実態のない建築士に報酬を支払わせ、計約1億1700万円の損害を与えた疑いで逮捕。うち約3700万円を還流させたとみている。還流した資金はブランド品の購入や宝塚歌劇の鑑賞などの費用に充てていたとみられている。